しっぽちゃんのおうち

ダイちゃんが、日付が変わり間もなくして虹の橋を渡りました。
雪降る真夜中に。

ダイちゃん、偉かったね～。
おか～さんとの約束をきっちり守ったね。お正月を一緒に迎えられたね。



すまぬ。
もっとそばに居たかったが、
これが、限界だった。身体がいうことをきかぬ。
だが、”もう少しあと少しでかあさんとの約束が守れる” そう思ってがんばったんだ。

ゆるせ。
　初日の出を一緒に見ることは叶わぬなぁ～。
　　



眠っているような安らかなお顔でした。
寝たきりになってから、とろとろにしたご飯をスプ－ンで食べさせ、高カロリ-のミルクをシリンジで飲ませ、
マズルを撫でるとじっとおか～さんの顔をみてた、ダイちゃん。
やっと、心が繋がった気がして嬉しかった。

元旦はダイのそばで過ごしました。

お火葬をするのに,

「ペットの旅立ち」 さんへお電話をしました。

大事なダイちゃんを温かく送り出したかったからです。




お火葬車で自宅にお迎えに来てくださり、ダイちゃんはおと-さんの車で海に面した空き地に向かいました。

ここは毎日のお散歩コ－スです。
ウェルもここからお空に旅立ちました。
ウェルの時は、取り乱し号泣してしまいました。
その時、スタッフさんが一生懸命に私に声をかけてくださったのです。
その時は私の心に届かなかったのですが、落ち着くにつれ、
その言葉が思い出され、心が温まりました。


お火葬車の中に横たわるダイちゃん。
大好物の煮干しとちゅ～るはスタッフさんの優しいお心づかいです。
ちゅ～るでハ－ト型を描いてくださいました。

ダイちゃん・・・
よかったねぇ。
あったかいねぇ。



ダイちゃん。
　ありがとうね。　
　　いってらっしゃい。

ダイちゃんが手元に戻ってくるまで、私達はたくさんの思い出話をしました。

お散歩は小走りだったこと。
いきなり、ドブに飛び込み私の肩ほどもあるコンクリ－ト壁を擦り傷だらけになって押し上げた事。
急に私の前を横切り、よけきれずにすっ転んだこと。
まさはると一緒の散歩の時のこと。
暗い雰囲気にならないように・・・

スタッフさん達も柔らかく、優しいお人柄。
きっと、ダイちゃんは嬉しくて、優しいお姉さん、お兄さんのまわりをチョロチョロしてから
お空に駆け上ったんだろうな～



お骨になったダイちゃん、
真っ直ぐに横たわっていた筈なのに、
お顔だけ私達のほうに向けられていました。
きっと、思い出話に参加していたのだろうね・・・

ありがとう。
大好きだよ！！

またいつか逢おうね。








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