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いとし君

やっと某動物愛護センタ-よりレスキュした 2歳のMIX犬♂。
凶暴につき、譲渡不可。このままでは・・・

でも・・凶暴なのは待遇が悪いからではないのかしら?
引き出そうにも初めてのセンタ-ゆえ、実績不足で私の力ではどうにもなりません。

凶暴ならば檻の外へは出してはもらえまい。
狭いところに押し込められてはいまいか?
人目につかない暗い部屋の隅に追いやられているのではないか?
だから余計に、凶暴になるのではないか?

考えると胸が締め付けられそう。幾日も考えました。引き出す方法を。
考えつくあらゆる方法で、やっと私の手元に連れて来ることができたのが、収容されてから3ヶ月後。

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初対面で私の臭いを嗅ぎまくる。
でも、唸り声はあげない。

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他の子をみても威嚇は見られない。
ごめんね・・・もっと早く連れてきたかったんだよ!てこずってしまってごめんね。
おかあさんの力量不足だね。

名前を「いとし」とつけた。

いとおしい、愛おしい。いとし君。
ちっとも狂犬なんかじゃなかった。


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あんなに「狂犬」と言われたのは環境だったのかな?
私とは意外にも意気投合!
 (毎日、いとし君との時間をつくりました。人間に馴れてもらう為に)

しか~も!!
条件付きで里親募集をしたら、
すぐにお問い合わせがあり、あれよあれよと話が進みました。
先日、里親様宅につれていきましたが・・・・

連れ戻しております。

理由は・・・
受け入れ体制が全く整っていなかったからです。
犬小屋の中にはクモの巣がはっていました。
フィエンスで囲われた立派な犬舎なのに、中はプラスチックやゴミがたくさんあり片づけるとミミズや虫がたくさん。
係留用の鎖も留め金が壊れていました。これでは係留は出来ない。

予め、いとしが君来ることは分かっていたはずです。
もし、来ることを心待ちにしているのならば、受け入れ態勢は整っていたはず。

「しっぽちゃんのおうち」では、レスキュ-する数を目標にはしておりません。
数を目標にしてしまえば、条件が悪くとも譲渡するようになってしまいます。
引出した数はあとからついてくるものと考えております。

保健所にいた子の中には心に相当なダメ-ジを負っている子もいます。
だからこそ里親様宅は
”辛かったね~。よく頑張ったね!これからはもぅ大丈夫なんだよ。一緒に暮らそう!”というお家であってほしいと思うのです。

たとえば・・・

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ケンタ君。
一時預かり様宅でみんなに可愛がられ大切にされております(^-^)/

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小春ちゃんも、”だいじ、だいじ。いい子ね~”と毎日言われております。(^∇^)ノ

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たいすけも”あのね~あのね~”とママさんとの会話を楽しんでおります。

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”蝶よ花よ”の生活です(。>ω<。)ノ

保護犬を迎え入れる方へお願いです。
テレビ等で保護犬の特集などの影響で、里親に手を挙げるかたが増えていると聞いております。
それ自体はとても嬉しいことです。
ですが、手を挙げる前にもういちど、良く良く考えて頂きたいことがあります。

私達は大歓迎でも、犬には私達の気持ちは直ぐには理解できません。
「僕を捨てたご主人と同じことはしないだろうか?」
「私はどうなってしまうのかしら?」

不安でいっぱいな子もいる筈です。
時間をかけて温かく見守ってほしいのです。直ぐに懐かないからといって背を向けないで欲しいのです。
”最後の最後まで共にあるこうね!”という決意をもって頂きたいのです。揺らぐことのない強い決意を!

いとし君は新たに里親をさがします。
まだ2歳。
若くて好奇心旺盛です(^-^)/
私には野球帽をかぶった、やんちゃな小さな男の子に見えます。
焦らず、優しい里親様をさがします!

我こそは!!と思う方がおられましたらご一報ください( ^ω^ )




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プロフィール

ここちゃんママ

Author:ここちゃんママ
東日本大震災を機に、
保健所や愛護センタ-に収容されている犬猫に里親様を見つける活動を行っており、11年間で繋いだ命は450匹を超えます。
現在犬は老犬を中心に猫は若い子中心の生活をしています。
老犬を助けたい!と思って引き取るも、穏やかで達観した老犬達に逆に生きる力をもらっているという、摩訶不思議!
毎日、慌ただしいながらも生命力あふれる生活をしております。

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