令和元年8月31日に福島県動物愛護センタ-三春本所から引き出した、老犬。
焦点が定まらぬうつろな目、意味もなく延々と吠えまくる姿に、職員さんからは
「痴呆がはいっているのかもしれない・・・」との説明があった。
痴呆で延々と吠えまくる犬を引き取ってくれる人間など!
そんな人間など何処に!?いるわけがないじゃ・・
・いる!!ひとりいる!ということで、Sさんが痴呆を承知で引き取ってくださいました。
ヽ(≧∀≦)ノ
そんなティムですが・・・

な・なんと!
賢い子だったんですね~~(痴呆じゃないっす!)
甘ったれで実に可愛いンです。
ママのいう事もちゃんと聞き分けてくれる。
ママもちゃ~~んと、ティムが何で鳴いているのか原因をさがしてくれる。
ティムママからのラインです ↓(*^_^*)
「ティムがごはんを食べて、フ~ンフ~ンと小さな鼻声を出すことがありまして、なんだろう!?と思っていたら、
意味がわかりました!!
”うんちがしたいから、身体を支えてほしい”でした!(*^_^*)
フ~ンフ~ンが聞こえたら、トイレに誘い
”ワン・ツ-ワン・ツ--、支えてあげるから大丈夫だよ、ワン・ツー、イイコだね”と声をかけて、場所が決まった
タイミングで抱っこをする時のように両脇を支えると、すんなりでやすいようです。」
「ママがそばにいてくれるから、安心なんだよ!」犬は序列を重んじる動物だから、なめられないよう厳しくしなければならないってよく聞く言葉ですが。
私は、どうも力で押さえつけるのは逆のような気がするのです。
犬は人間の気持ちを読み取ろうとします。
服従させるために、大したことでないのに声を張り上げ怒ったり、叩いたり。
これは、ダメです。
ティムママはいつでも、犬達に寄り添う姿勢を貫いています。
だからこそ、ティムがここまで心を開いたのです。
「犬だから寒くないから」と凍える寒空に毛布ひとつ与えず外に繋ぐ。
犬だって、寒さは感じます。
実は、これ、わたしが小学生だった時に飼ってた犬にしたことなんです。
私は犬とはそういう生き物なのだと親から学びました。
でも・・・ちがう。
なんてことはない、親が犬が好きだはなかっただけなんですね。。。
犬が家族との概念はなく番犬との認識が強かった時代には・・・
「犬だから、魚の骨だけでいい」
「犬だから、繋いでおけばい」
「犬だから、病院にはつれていかなくていい」
「子犬が産まれた?早く捨てて来なさい」
こんな事はザラにあったと思います。
わたしは、蔵馬ママやSさん,Nちゃんのような人間がもっともっと増えてくれればいい・・・と切に願います。
犬や猫達があたたかい時間を過ごすことができるように・・・
力でおさえても、信頼は築けない。
愛がなければ、ダメなんだ。
人間社会と同じだよね。

センタ-のおにいちゃん、おねぇちゃん。
お元気ですか?あの時、ぼくはね絶望に打ちひしがれていたんだよ。
だから、何を聞かれても答える気になれなかったんだ。
今は、ママと一緒で毎日が幸せだよ。
あの時、お世話をしてくれてありがとう・・・・

ぼくは、ティムの兄貴分のチョビ。
ティムのことは、ママとぼくがいるからだいじょうぶさ!
そうそう、ティムが雑誌に載ったってママが喜んでいたよ!!

短い犬の一生。
どうか、あの子もこの子もたくさんの愛で一杯でありますように。
今、その子達がいる場所が心あたたまるところでありますように・・・・

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